Mac オンボードSSDデータ復旧 - 大阪のデータ復旧専門ラボ | データハンター
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Mac オンボードSSDデータ復旧

投稿日:2022/9/16

Mac オンボードSSDデータ復旧について

データ復旧専門店 データハンター 橘@大阪@本町です。

MacBook Pro・MacBook Airの電源が入らない故障などはロジックボードというメイン基板の故障が多いのですが、アップルではロジックボード自体を交換してしまうので、データや設定などが無くなってしまいます。
SSDはロジックボードと一体でオンボードと言われていてSSDのみ単体で取り外せないように設計が変更されました。
MacBook Proは2017年15インチから(2017年13インチはSSDは取り外し可)、MacBook Airは2018年発売モデルからオンボードSSDになっています。
電源が入らないなどの故障の場合はメインの基板となるロジックボードの故障の場合が多く、データが必要な場合はデータ取り出し・データ復旧という方法が出来なくなっています。

オンボードSSDなので、単体でSSDを取り外すことが不可能なのと、T2チップとうセキュリティーチップを搭載しているため、データを取り出すにもT2チップと通信して初めてデータを取り出すことが出来るのですがSSD単体のNANDフラッシュのみ取り外してもT2チップと通信が出来ないのでデータ復旧が出来ないのが現実です。

T2チップを搭載しているMacはストーレジ(SSD)を暗号化していて暗号化鍵がT2チップに搭載されていてデータ復旧専門店でデータ復旧やってます!ってところでもSSD単体を取り外してデータ復旧は不可能になっています。
T2チップ搭載のマックのモデルの確認はこちらから出来ます。

引用:Apple T2 セキュリティチップを搭載した Mac コンピュータには、ソフトウェアとハードウェアの双方にセキュリティが組み込まれ、ストレージの暗号化機能が成り立っています。内蔵されているソリッドステートドライブ (SSD) 上のデータは、T2 チップに組み込まれたハードウェアアクセラレーションによる AES エンジンを使って暗号化されます。この暗号化は 256 ビットの鍵を使って実行され、この鍵は T2 チップ内の固有の識別子に紐付けられています。(引用元Apple)


データ復旧方法

電源が入らないのであれば故障したロジックボード自体を修理してしまい電源が入るようにすればデータ復旧が出来ます。
故障した部分を探し出して、その原因を修理してしまいます。

MacBook Proのロジックボードの回路図を参照しながら、電圧をかけて故障箇所を探します。
丁度赤色で反転させているC6553が故障している部品になります。

黒の指し棒で指し示した部分のチップコンデンサという部品がショートしているため、それが原因で電源が入りませんでした。

新しいチップコンデンサに交換します。

はんだ付けが終わり回路の抵抗値を測ると正常値を指し示しているのでロジックボード修理完了です。
あとは組み立てて電源が入るか実施します。


オンボードSSDのデータ復旧成功!

ロジックボードと一体になっているオンボードSSDのデータ復旧に成功しました。
結論は故障したロジックボード自体を修理して電源が入るようにします。
ロジックボード自体を修理すると電源が入るので、いままでどおりに使えるようになります。

 

電源が入ったので、タイムマシーンでフルバックアップをとることも、ログインしてデータを取ることも出来るようになりました。
オンボードSSDデータ復旧成功です。
MacのオンボードSSDのデータ復旧は、この方法でしかデータ復旧出来ません。
お困りの際は是非データ復旧専門店 データハンターにお問い合わせください。

データハンター

この記事を書いた人:データハンター

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